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小川・浅井台湾資料には、
台湾の言語・民族に関する千種を越える文書・資料
(フィールドノート、
手稿・原稿、
パンフレット、
孔版文書、
地図、
語彙カード等)、
22000枚を越える写真、
40程の録音、
映画数本が含まれている。
この中には、すでに絶滅した平埔族のシラヤ語文書や、
貴重な歴史的原文書である「新港文書」等も含まれる。
これは土田滋(元所員・東京大学元教授・台湾順益原住民博物館元館長)の主宰する
共同研究プロジェクト「浅井・小川未整理資料の分類・整理・分析」
(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2000~2003年度)
の研究成果の一部である。
この研究プロジェクトは、
土田滋(主宰)、
笠原政治、
清水純、
末成道男,、
谷智子、
中西裕二、
宮岡真央子、
森口恒一、
吉澤誠一郎、
三尾裕子、
豊島正之が参加して行なわれた。
関連出版物に、
三尾裕子・豊島正之編(2005.3)
「小川尚義・浅井恵倫 台湾資料研究」
(395pp., 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、非売品)がある。
この語の指す漢族以外の台湾の民族は、
以前から、平埔族と高砂族のように、
しばしば二種類に区分されてきた。
これは、清朝時代の「熟番」・「生番」の二大分類に淵源がある。
「熟番」とは清朝に帰順した人々、「生番」がそれ以外を指し、
清は「熟番」には「番餉」を納入させ漢人式の姓名を名乗らせた。
日本の植民地政府もこの区分法を踏襲して「熟蕃」「生蕃」区分を戸籍に登録させたため、
このような分類法が定着した。
こうした歴史背景を持つ公式用語の「原住民」は、
上記の二大分類のうち、漢族以外で且つ漢化していない民族を指しており、
厳密には、現在の漢化した「平埔族」は含まないことになる。
しかし、以下のページに掲げる小川尚義・浅井恵倫が研究を進めた時代の台湾では、
事情は現代とは異なり、
この二大分類双方を包合する呼称の必要があるため、
以下のページでは、
便宜的に「原住民」の語を台湾非漢族全般を指して用いている。
database down
データベース停止中小川尚義・浅井恵倫 台湾資料に就て
小川尚義(1869--1947)、浅井恵倫(1895--1969)収集に掛かる台湾資料は、
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所と南山大学人類学研究所に分蔵されている。
謝辞
次の方々に深甚の謝意を表する。
「原住民」の語について
ここで用いている「原住民」の語は、
1994年の台湾の憲法改正に伴って、
それまでの「山胞」に替って採用された公式の用語である。